縁がつながって今の暮らしに。
家族で移住したくなるまち。

伊藤 さん夫婦
ご家族:子ども2人
移住した年代:30代
移住のきっかけ:子の幼稚園入園

 もともと私の母方の実家が瑞浪市で、中津川市の職場へ通いやすかったため祖母宅で生活していた時期がありました。 その後、市役所勤めに興味があったので、瑞浪市役所に転職。結婚を機に今度は多治見市へ移りました。 子どもが幼稚園に上がる時に、他界していた祖母宅の土地に家を建てさせてもらうこととなり、また瑞浪市へ戻ってきたんです。

 移住に関しては、私は瑞浪市での生活経験もあり悩むことはなかったんです。職場も近くなりますし。一方、妻の不安は大きいものでした。 多治見市のまちなか暮らしは名古屋市にも近く便利だったこと、瑞浪市に引っ越すと妻の実家から遠くなってしまうことなど、決断に時間を要しました。 最終的には、他のまちの地価が高かったことと、祖母の土地があることが決め手になりました。

車なしでも暮らせ、子育てにも良い環境


左側の女形の役者が伊藤さん

 近所の方は、祖父母からの付き合いがある方で高齢の方が多いです。うちの子を孫のように可愛がってくれ、野菜を分けてくださったりと良いお付き合いを続けていただいています。 この縁をつないでくれた祖父母には感謝しています。それから、市役所勤務になってから勧められて始めた「地歌舞伎」にもはまっています。 「地歌舞伎ひろめ隊」のメンバーで練習を積んでいるんですが、秋に大きな公演があるので、本番が近づくとその稽古に行きすぎて家族の機嫌が悪くなることもあるくらいです(笑)。 もちろん休日は家族と公園で遊ぶことが多いですよ。

 普段は、車がなくても生活できています。幼稚園も小学校も徒歩圏ですし、高校も自転車で通えます。 大きな買い物の時は、車で10分程度で多治見市や土岐市に行くこともあります。生活面はまったく不便ではないんですが、以前の暮らしに比べれば名古屋まで約45分は遠いなとは感じてしまいます。 ですが公園や児童館はもちろん、サイエンスワールドなど、他にはない子どもとの遊び場所が充実しているなと思います。子ども達はもう小学生ですが、子どものうちから社会性を身につけてほしいなという思いがあったので、小学校の児童数は気にしていました。 今の学校は4クラスあるので多い方かと思います。ふるさと学習として地域の勉強をする際に化石博物館に出向く…なんてことは他ではできない体験ですし、 今はタブレット学習を一年生からでも取り組むなど、教育面も良いと思います。

若い世代が家族で帰ってくるまちへ

 私は市役所で働いているので、瑞浪市のまちを良くしたいという思いはあります。特にこれからは若い世代が瑞浪市を良いと感じられる取組を考えていきたいです。 実は瑞浪市には中学4校・高校3校・大学1校があるので市外から通っているという若い世代も多いんです。 将来住まいを考える時に、「瑞浪市って良いところだったな」と思い出したり、瑞浪市を好きだなと思ってくれる人が家族で移住したくなるまちづくりをしたいなと思っています。 一度外へ出ても、瑞浪市の良さにきっと気づく、そういう縁をみなさんに持ってもらえたらいいなと思います。

暮らしの通信簿 とてもよい まあまあ もう少し 評価
交通の便 通勤・通学などで便利な交通(車、電車)など
子育て環境 公園などの遊び場や、子育てを相談する場所 など
教育 学校施設の数、勉強以外の学びの場 など
医療・福祉 子育て世帯には助成があり、病院の数も多い など
買い物 買い物施設が近い、地域の商品が買える など
自然環境 自然の豊かさ、四季の過ごしやすさ など
生活コスト 家賃の相場、食材の価格 など
評価
◎:とてもよい、 ○:まあまあ、 △:もう少し