地域の一員として楽しみ、
のびのびと子育てしてみよう。

田村さん夫妻
ご家族:子ども1人
移住した年代:30代
移住のきっかけ:仕事の独立

[田村さん]私は造園業に従事していて、独立拠点を探していたんです。出身である日吉町と大湫町の範囲で、 造園業がしやすく市街地ではできないおもしろい暮らし方ができる場所を探しました。 ものづくりや植物を育てたりすることが好きなのと、子どもが生まれた時、そういう暮らし方や自然などを見て育ってほしいとも思っていました。 ちょうどいい古民家物件を見つけて、仕事柄のノウハウを活かしたり、地域の方の協力をいただきながら改装して暮らしはじめました。

やさしい近所の方や、待機児童ゼロなど、安心の子育て環境

[田村さん]ここは土地はもちろん、車道と歩道など、境界線がないところがいいですね。どこでも遊べるし、人と人とのつながりがちょうどいい距離感であって、 他人すぎないところが子育てをする上で安心です。ここで野原を駆け回るような子育てができたらいいなと思っています。

[奥さん]地域のみんなが子どもの名前を覚えてくださって、散歩をすれば声をかけてくださったり、野菜を分けていただくこともあるんです。 近くに幼稚園もありますし、支援センターに行って同年代の子どもと遊ぶこともできます。今は育休中なんですが、勤務先が名古屋市なんです。 通勤は大変かもしれませんが、それについては深く考えずに移住を決めました。これから仕事と子育てのやり方を考えないといけませんね。

名古屋市の友人は保育所への申し込みを早々にしなければいけないようなんですが、瑞浪市ならいつでも受け入れてもらえるので、安心しています。

[田村さん]子どもの教育については、選択肢がないことは心配です。感性などは自然の中で育めるけれど、多様な職業や価値観を知る機会がないかも。 待機児童ゼロは良いんですが、裏を返せば子どもが少ないということですし、そこのバランスは難しいですね。小学校のバス通学も、歩いて通える距離なのにドア・ツー・ドアになるのは残念かな。

厳しい自然もあり、のびのびした環境もある

[奥さん]瑞浪市は夫の実家ですので、よく遊びに来ていました。ご実家の古民家暮らしも見ていたので暮らしへのギャップはなかったですね。 イメージしていた自然豊かな暮らしが始まったという感じです。 冬は寒いし、車が必須ですけど、名古屋市よりも野菜が安くておいしいとか、自由に子どもと散歩できるなど、のびのびとした豊かな生活環境があります。

[田村さん]田舎って実は休日もそこまでゆっくりできないんですよ。土日にも何かしら作業が発生して。のんびりさとはまた違う、暮らしの楽しさっていうものはありますね。

[奥さん]私と子どもはのんびりと暮らしていますけども(笑)。

地域の一員としてのつながりを楽しむということ

 [奥さん]移住前は心配もありましたが、地域の人たちも温かくて、こちらのことを知ってくれていて、声をかけてくださったりと、来てみたら楽しいところでした。

[田村さん]地域の人は温かいけど、それは接し方次第という部分もありますね。自治意識の強いまちでは、人と人の距離が近いコミュニティに馴染むような付き合いができないと厳しいです。 地域の一員になれると暮らしが楽しくなるけれど、なれないと辛いと思う。田舎暮らしに憧れているだけでは、厳しい部分もあると思います。 そこは意識して積極的に地域と交流を図るようにしています。つながりの中で生きていくことを楽しめる人に、ぜひ来て欲しいと思いますね。

暮らしの通信簿 とてもよい まあまあ もう少し 評価
交通の便 通勤・通学などで便利な交通(車、電車)など
子育て環境 公園などの遊び場や、子育てを相談する場所 など
教育 学校施設の数、勉強以外の学びの場 など
医療・福祉 子育て世帯には助成があり、病院の数も多い など
買い物 買い物施設が近い、地域の商品が買える など
自然環境 自然の豊かさ、四季の過ごしやすさ など
生活コスト 家賃の相場、食材の価格 など
評価
◎:とてもよい、 ○:まあまあ、 △:もう少し